投資

投資において資金管理が全てを握る!?

銘柄選びが最も大切?

私も最初は銘柄選びが最も大切と思っていました。
投資顧問情報の宣伝を見ると、銘柄Aが1カ月間で2倍といった記事がよく出ているからです。

毎月とは言わないまでも、年に2回くらい2倍になる株を買えればいいなと思っていたのですが、しばらくしてみると、あまりにも現実離れしていることに気がつきました。

もし、2倍になる株を見つけて年2回転させれば、資金4倍になります。
これをたった5年続ければ、4倍×4倍×4倍×4倍×4倍=1,024倍になります。
100万円の資金が10億円になります。

投資をはじめてしばらくすると、あまりにも非現実的な数字であることに気づきました。

売買タイミングが最も大切?

次に、大切だと考えたのが、売買タイミングです。
業績が安定しているトヨタのような超大型株でも一年間の値動きを見れば、10%以上の変動は何回もあります。

だから、底値付近で買って高値付近で売れば、年に20~30%程度の利益を上げられるだろうと思って、うねり取りスイングトレードの練習を始めました。

なにしろ、あのウォーレン・バフェットでさえ、生涯平均利回り/年20%だったというのですから、毎年10%でも素晴らしい数字です。

しかし、これも、うまく行きませんでした。

天井や底値がある程度でも分かればいいのですが、底値だと思って買ってみたら、さらに、10%も下げることがよくあったのです。

確かに、売買タイミングは非常に大切なのですが、何連敗もする可能性を考慮に入れていなかったのです。

資金管理が最も大切?

最初は、資金管理が大切と言われても、何なのかよく分かりませんでした。
しかし、この資金管理のルールを遵守するようになって、投資の成績は飛躍的に向上しました。

この記事ではプロの投資家が最も重視すると言われる資金管理の方法を説明します。

適切な資金管理方法

最も大切な損切

日本でも昔から相場で最も大切なのは損切と言われてきました。
アメリカでも多くの成功したトレーダーが損切の重要性を述べています。
損切幅10%といった記事を何回も読みましたので、うねり取りの練習をしていた時は、これを遵守していました。

しかし、結果は散々でした。

損切の幅は10%にすべき?

私が実施していた方法は以下のようなものです。

「ルール」

  • 銘柄は1銘柄に固定し、資金のほとんどをその銘柄に投入。
  • ほぼ底値圏だと思った時に購入。
  • 終値で買った価格から10%下がれば翌朝の成行で手仕舞い。
  • 10%以上上がれば、利食いを検討。

「結果」

  • 1回目 1,000円の株を100株購入
    900円まで値下がりし、損切。
    しばらくお休み。
  • 2回目 再度、同じ株を900円で100株購入。
    810円まで値下がりし、損切。
    しばらくお休み。
  • 3回目 一旦、1,000円まで上昇した後、再度、900円まで下がってきたので、
    同じ株を900円で100株購入
    810円まで値下がりし、損切。

3連敗して資金が30%も減ってしまったため、一時撤退

こんな売買を繰り返していました。
損切を遵守していたのは良かったのですが、総資金との関係を考慮せず、損切を設定していたので、たったの3連敗で市場から撤退していたのです。

損切は0.5%~2%/回以内にすべき

それから、主に、パンローリングという投資関連専門出版社の本を読むようになりました。
アメリカの成功した投資家の本を読むと、1回の取引での損切額(リスク)総資産0.5%~2%以内にすべきというのです。

資金が少ない個人投資家では、0.5%では購入できる銘柄も限定されてしまうため、ここでは、2%という数字で説明していきます。

損切の幅が2%ならば、たとえ10連敗したとしても、資産の減少幅20%以内に収まります。
さらに、安全を見て、損切の幅が1%ならば、たとえ20連敗したとしても、資産の減少幅は20%以内に収まります。

勝率50%ならば、10連敗する確率は1,000回に1回20連敗する確率は10万回に1回しかありません。

資金管理方法の間違い その1 損切額は株価の2%以内?

最初、損切の幅が0.5%~2%という話がよく理解できませんでした。
1,000円の株で2%といえば、たったの20円です。
しかし、株では、これは厳しすぎます。
せっかく朝の寄りで買ったのに、午後には損切しているということが頻繁に起こるレベルです。

しかし、2%以内といっても、
あくまでも1回の取引での損切額(リスク)が
総資産2%以内であって、株価の2%というわけではないのです。

例えば、以下のように5つの銘柄に分散投資をすれば、株価が10%下げれば、損切という基準であっても1回の取引での損切額(リスク)は総資産2%以内に収まります。

銘柄A 1,000円×100株=100,000円 900円で損切 リスク 100円×100株=10,000円
銘柄B   1,000円×100株=100,000円 900円で損切 リスク 100円×100株=10,000円
銘柄C   1,000円×100株=100,000円 900円で損切 リスク 100円×100株=10,000円
銘柄D 1,000円×100株=100,000円 900円で損切 リスク 100円×100株=10,000円
銘柄E 1,000円×100株=100,000円 900円で損切 リスク 100円×100株=10,000円
総資産 500,000円

この場合、たとえ銘柄Aが損切に引っ掛かっても損失は10,000円÷500,000円=2%に収まります。

資金管理方法の間違い その2 値動き幅に関係なく、投資銘柄を決定する。

分散投資をすればいいことを理解しましたが、当初は、値動きの大きい銘柄ばかり選んで投資していました。

例えば、以下は村田製作所のある日の値動きですが、始値で見れば、たったの1日で11.4%も上昇しています。

日付 始値 高値 安値 終値 比率
2019/2/1 17000 17285 16635 16725 11.4%
2019/1/31 15260 15560 15070 15420

こういった値動きの大きい銘柄ばかりを選んでしまうと、せっかく分散投資をしても日経平均が急落する場合などは、全ての銘柄が10%下落してしまう可能性があります。

リスクを管理するならば、できるだけ安定した値動きの銘柄を選ぶ必要があります。

可能であれば、株だけではなく、値動きの関係のない金の先物市場など市場分散させたほうがいいのです。
ただ、個人投資家ではそこまで徹底するのが難しいので、内需関連株輸出関連株といった具合に業界分散させ、かつ、値動き安定している銘柄を選択します。

資金管理方法の間違い その3 先物取引は危険である

一般的にFX日経225先物などはレバレッジが大きすぎる、つまり少ない証拠金で大きな取引ができてしまうため、個人投資家には危険とされています。

私もそのように思っていましたが、これは、単にレバレッジをかけすぎるためです。

例えば、証券会社によっても異なりますが、FXではドル円1万通貨(1ドル100円として100万円)取引するには5万円程度の証拠金でOKです。たった5万円で100万円分の取引ができます。

これでは、ドル円1円動いただけで、1万円の損失となり、リスクが20%もあります。

ただし、1万通貨取引する場合でも50万円用意すれば、1円逆方向に動いたとしてもリスク2%で済みます。

損失を2%/回以内に抑える方法

先物取引のほうが安全?

危険と思われている先物取引ですが、しっかりとした資金管理をすれば、実は、株の取引よりも安全なのです。

比較的値動きが安定している

現物株では、村田製作所のような大型株でも1日10%以上価格が動いてしまうケースがあります。
しかし、さすがに日経平均は大地震や世界的なテロ戦争でもない限り、1日で10%も値段が動くということがありません。

夜間にも市場が開いている

年に数回、NYダウ1,000ドル近く値を下げる場合があります。

こんな場合には、トヨタのように安定している株でも翌朝前日の終値から5%以上価格を下げてはじまります。

FX日経225先物の場合、夜間も市場が開いているため、適切な損切を設定しておけば、1日で資産が5%も減るといった事態はほぼ避けられます。

先物取引の損切設定方法

日経225やドル円などは個別株に比べると値動きが安定しているため、投資金額2%損切/回に設定しても、それほど問題はないでしょう。

例えば、資金が100万円ならば、1回当たりの損切額2万円に設定します。

損切額をいくらに設定するか?

これについては、トレードの期間(デイトレードか、スイングトレードか)や市場により異なるため、一概に〇%がいいとは設定できません。

一例として、
日経225で日に数回取引をするデイトレならば、
50円を損切幅に設定。
資金50万円日経225ミニ1枚取引する
といった方法です。

日経225ミニの場合、実際の取引金額は価格の100倍なので、50円の損切で50円×100倍=5,000円の損失となります。

1回当たりの損失は5,000円÷500,000円=1%となりますが、1日当たりの損失を2%までと考えれば、1日2回まで取引ができます。

ただし、デイトレではなくオーバーナイトトレードをするのであれば、
毎日の値動きが200円以上ありますので、
損切幅200円/回に設定し、
日経225ミニ1枚につき、
資金100万円を用意する必要があるでしょう。

同様にFXでも、それぞれの毎日の値動きトレードスタイルを勘案して損切幅と最低取引単位ごとに必要な資金を設定していきます。

株式投資の場合

株式投資の場合は、ほぼ全ての銘柄一晩(前日の終値から翌朝の寄付き)で5%以上下落するケースがあるため、現物株だけで売買しても、損失2%/回以上になるケースが発生します。

ただ、以下の工夫をすることで、できるだけ資産の減少幅を減らすことができます。

  • トヨタや大型建設株のように比較的安定した値動きの株に分散投資
  • 損切は購入価格の5%反対の場所に置く(1,000円で購入した株であれば950円)

このように資金管理を徹底することで、市場から撤退することなく投資継続でき、次第に売買上達します。

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