そもそもバイナリーオプションとは?
バイナリーオプションとは、一定時間後のレートが目標レートよりも円安か円高かを予想する金融商品です。
購入ができる時間内で対象となるオプションを購入し、判定時刻に「上方向」「下方向」が予想通りとなれば、収益にすることができます。
英語だとBinary Optionなので、略してBOとも呼ばれています。
未来の上下を予測する取引を行うことに関しては、為替を投資対象とするFXと同じなんですね。
参考までにウィキペディアの出典もご覧ください。
バイナリーオプション(英語: binary option)は為替金融商品の一種である。
一般的な株式や外国為替証拠金取引(FX)は、値段が「上昇する」か「下落する」かを予測し、その後の「値動き」に応じて「利益か損失」が確定し、その「値幅」に応じて「損益金額」が変動する。
バイナリーオプション取引の「ハイ・ロー」も、値段が「上昇する」か「下落する」かを予測し、その後の「値動き」に応じて「利益か損失」が確定する点は同じだが、「損益金額」は「値幅」によって変動することなく固定される。またレバレッジが無いので追証が無いのも特徴。よって、「最大損失額」を限定して取引できる。
まず「用意されているオプションの中から選んで購入する」という仕組みが、バイナリーオプションとFXが大きく違う点です。
そのため、利益と損失は購入した時点で決まっているので、「利益も損失も自分でコントロールできる。」ことがバイナリーオプションの特徴です。
最小で1lotあたり *約50円〜990円の範囲内で購入でき、予想通りになれば1,000円がペイアウト(利益)となります。
FXはある程度の変動によって収益となりますが、バイナリーオプションは方向性を予想する商品なので、相場の変動がわずかなときでも収益を生む機会となります。
このように、FXに比べると少額で始められ、いかなる相場でも収益チャンスとなるのが、バイナリーオプションなのです。
* FX業者ごとにより購入金額は異なります。
このような商品性の違いにより、為替が動いているときはFX、値動きが穏やかな局面ではバイナリーオプションと使い分ける戦略も可能となります。
バイナリーオプションの利益となる仕組み
バイナリーオプションで主流に取引されているラダーオプションの仕組みを見ていきましょう。
すでにハイ&ロー(High & Low)という言葉と聞いたことがある方もいるかも知れません。余談ですが、実はハイローもこのラダーオプションのことを指しているのです。
他にはレンジオプション、ワンタッチオプションがありますが、まずは基本形であるラダーオプションを中心に取り組んでみてください。
外為オプションは取引ルールが明快!
それでは、ラダーオプションを採用するGMOクリック証券の「外為オプション」を例に基本的なルールを解説します。
外為オプションの1回の取引時間は3時間です。開始時刻から、満期(取引終了)の2分前までは自由に購入ができます。
この取引が、通貨ペアごとに1日に10回開催されています。
例えば、目標レートが97円のときに「円高」と予測して、300円のオプションを1lot購入します。
満期時に目標レートを下回っていれば、1,000円受け取ることができます。
つまり、このときの利益は700円となります。
バイナリーオプションは途中で売却できる!
満期時まで待たずとも、受付終了までの時間内であれば、取引途中でも売却することができます。
(途中売却は、BO用語で正しくは「権利放棄」といいます。)
金融庁のルールに基いて、日本国内の業者は必ず権利放棄ができる仕組みです。
途中売却すると、本来受け取れる金額よりも利益率は低くなるものの、確実に利益に繋げられることになります。
バイナリーオプションで利益を上げているトレーダーほど、この途中売却を上手く活用していますので、状況に応じて戦略的に活用していきましょう。